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髭は何のために生えるのか?更に考えてみた。
「髭の生える理由について今もって不明である。身体の保護という説も聞かれるが、本来肉体的に保護が必要な幼年期に髭が薄く、女性にも基本的には生えないことから俗説とされている。髭に生物学的な機能としての意味合いは薄く、特に現代において多くの人間にとって無用のものとされる。しかしライオンのたてがみと同じように、成熟したオス個体に顕著に発現する第二次性徴であることから、主に性淘汰により発達したものであるとする見解もある。チャールズ・ダーウィンも男性の髭を先史時代の性淘汰による産物と考えていた。ただし男性の髭を好む女性が多いという統計的データはなく、日本や欧米など女性の権利向上が進んだ国において男性が髭を剃ることが広く行われている一方、中東などの女性の権利の低い地域において男性の髭を伸ばす風習があるなど異性間淘汰ではこれを説明できるとは限らない。」
これはウィキペディアからの抜粋である。髭の存在理由をダーウィンの説を下に考察しても結局分からないとしている。更に現代においては無用のものとまで言っている。 男性が大人になって髭が生える理由は簡単ではないか。髭はライオンのたてがみと同じで役に立つ立たない、女性に好かれるか否か、見栄えが良し悪しの議論ではなく、同性間淘汰から生まれ、更に民族へのアイデンティティーとなったと確信する。 更に確信に近い性淘汰についてウィキペディアから調べてみた。
「メスを巡って主にオス同士で闘争は行われ、直接闘争を行う種の多くも、通常は儀礼的なディスプレイ行為から始める。これは誰とでもむやみに戦うことが進化的に安定な戦略ではないからである。闘争がどこまでエスカレートするかは種にもよるが、その行為によって得られる利益の大きさに左右される。ライオンであれば年老いたオスの方がエスカレートしやすい。これは年老いたオスには残された時間が短く、(たとえば死ぬことによって)支払うことになるコストに比べ、利益が大きいからと考えられる。」
要はたてがみが無用な戦いを避けるディスプレイ効果を持つとしている。してみれば老人ほど髭が立派な理由も分かるではないか。更にたてがみがライオンをライオン足らしめるものである。ここにアイデンティティーが生まれてくる。人間の髭も民族のアイデンティティーとして残されたものと理解すべきではないか。モンゴロイド間の淘汰の歴史を同一民族という絵空事で否定した日本ではいつのまにか髭は無用とされた。しかしこうして古いモンゴロイドの血が私の髭に託されたとみて差し支えない。アイヌ民族の髭と同様である。
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