天使が四季の花の香に誘われて庭に下りてくる。そよ風が吹いている。心地よい微睡みの中で夜を迎え、明かりが灯される。天使は深い眠りに就く。庭は天使とともにある。天使は神からの贈り物、喜びの象徴。天使のために明かりがいる。天使がけして庭で微睡んでも寂しくならないように。庭の花壇には灯りと共に天使がいつも微笑んでいる。そんな庭に私はしたかった。
天使や明かりのオーナメンツはインターネットで手に入れた。何せ種類が多い。百数十種類、これだけのものをどこで選べるのか?パソコンの前に座るのが毎日楽しみだった。
天使は表情を重視した。自然な表情が好きだ。デフォルメされた天使は好まない。何故なら庭は生きている。天使もこの庭で生きているかのようにいて欲しかったからだ。いつ見ても自然にふるまっている天使が欲しかった。少々高くても庭の品位に適したものを選んだ。
明かりはソーラー蓄電式LED、電気代のかからない自動点灯タイプを選んだ。キシマのソーラーライトは小瓶でシンプルかつカラフルな4種類。ステンドグラスは昼間見ても楽しい。私は門燈代わりにも使っている。少々の雨でも点灯し、上から光が当たっていれば夜勝手に点いてくれる。風で飛ばされないように壁に接着剤で固めている。置いて一年、かわいい光を庭に夜中届けて続けてくれるのが嬉しい。

ランタンタイプの灯りは地面に杭で刺して上から吊るすことができる。ランタンが揺れると同時に中の灯りが揺らめくようになっているため温かみを感じさせるばかりでなく、自然の温もりも感じられるのも魅力だ。高い位置にある天使を照らすことができ、花壇に埋もれた天使を上から照らし出してくれる。本当に優れものと言っていい。ソーラー蓄電で光センサーにより夜のみ点く点は、点け忘れ、消し忘れもなくし、無駄な電気を使うことがない。LEDはライト交換がなく、漏電の心配もない。電気消費量も少ない、配線も別電源もいらない。ガーデンライトとして正に最適だ。

ソーラーランプというとどうしても安くて味気ないタイプが多い。経済性、機能性のみに偏ると庭の雰囲気まで壊してしまう。私が更に選んだのは鉢植えを載せて楽しむソーラーランプ、庭に変化を与え、夜暖かい光を与えてくれる。庭の小道で足元も照らしてくれるかわいいランプだ。ランプが二つ、蔦系の植物の鉢を載せて私はこのランプの揺らめく光を楽しんでいる。
庭にオーナメンツを置くと、楽しみ方が違う。オーナメンツ自体がストーリーを醸し出してくれる。庭に命ももたらす。明かりはオーナメンツを照らし出し庭を明るくする。夜でも光がある庭は温かみを感じさせる。人がいなくとも明かりが温もりを与えてくれる。
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