窓辺にミューズを

窓は光の通り道。日が昇り、朝が訪れたことも日が暮れ、闇が帳を下ろすことも教える。窓は風の通り道、春は微風を、夏は凪を、秋は涼し風を、冬は凍てつく空気を届ける。窓は景色が通う道、カーテンで縁取られ、風景を切り取る。鳥の鳴き続きを読む “窓辺にミューズを”

願はくは花の下にて春死なむ その如月の望月の頃 人は老いを迎え、死の遠くないことを感じ、人生最後に最良の姿を求める。満開の桜の下、甘い香りに包まれ釈迦の涅槃の如く死を迎えたい。西行法師はこの句の10年後、73才で望み通り続きを読む “花”

幸せ

幸せとは目に見えるものとは限らない。目に見えないところに寧ろ隠れていることが多い。「愛、喜び、笑い、感謝」といった肯定的な感情にこそ幸せはあるという。そう全て個人的価値観の中に幸せは存在する。幸せになるとはこの自分の理想続きを読む “幸せ”

珈琲

台北の奥座敷北投温泉の渓谷に掛かる橋の袂に粋なカフェがあった。ウィンドウに飾られたカラフルなティーポットに魅せられた。2015年7月初旬、散歩には少々蒸し暑い昼下がりだった。10名入れば一杯、アンティークな雰囲気に懐かし続きを読む “珈琲”

一人の時へのこだわり

私は北の海で育った。小学校の夏休みは毎日のように海で泳いでいた。家からはいつも海が見えていた。3歳年上の兄と二人で自転車で下りていく、海パンをはいたまま、小1時間で海岸に。あの頃海は美しかった。どこまでも青く、水は透きと続きを読む “一人の時へのこだわり”