

豆柴”JOY”、5日前、ブリーダーさんの所へ家族全員、車で迎えに行き、私が抱きかかえて連れてきた。女房が運転、娘が助手席。法規定の生後56日が過ぎている。購入残金のお支払いは車の中、子犬を抱きながら、ネットバンキングで、便利だ。この子との出会いは1ヶ月前。生まれて65回目の記念すべき年を迎えるにあたり、山行きの相棒を豆柴と定めた。豆柴は静かでコンパクト、山へ向かう電車や自転車でも乗せられるのではと思った。昨年、山で逢った豆柴が小さいながらも逞しかったことを憶えている。家族の合意の元に求めることとした。特に娘の合意が大事だった。老いさらばれた後を考えたからだ。もし先に亡くなっても犬を不幸にはできない。娘に後見人になってもらう。女房も娘も豆柴ならいいと言う。可愛いからに他ならない。更に昨年末、年金保険が満期になり、更に今月から公的年金も頂ける。犬を飼うと決めてから倹約にも努めた。子孫にお金を残しても仕方ない。寧ろ生きている間に使い切る覚悟を決めている。家族も諦めているようだ。遺族年金もあるじゃないか!(言い訳)
近くにペットショップがあるが、近所のフレンチブルドッグのブリーダーさんから犬を飼うならその母親に会うべきと言われていた。性格は母親似、これは人間にも言えるのだが、母親を見れば子がわかる。うちの娘も女房そっくりの性格になっている。世の中そういうものだ。ということで、母親に会うのであれば、ブリーダーから買うしかない。ネットで調べるとみんなのブリーダーが先ず目に入る。一番人気のサイトのようで、犬種別に全国のブリーダーさんと共に子犬の紹介と購入費用が紹介されている。他にも犬の飼い方、躾の仕方、ペット保険、微に入り細に入り、詳しく情報が散りばめられている。正にワンストップサイトになっている。最早、迷わずここから子犬とそのブリーダーさんを探すことにした。


子犬の購入費用は30万円以下(犬の生涯費用はこの10倍と聞いている)、車で行ける範囲内にあるブリーダーさんとした。会いに行き、迎えに行き、何かあったら相談に行くためとした。豆柴のブリーダーは何故か九州に多い。しかも安い。一方、東京と神奈川は高い。40万円以上、群馬、栃木も安いが遠い。高速料金もバカにならない。狙い目の埼玉、山梨にこの時、子犬が紹介されていなくて、丁度、茨城県南で高速から近いブリーダーさんが豆柴をサイトに275,000円で載せていた。生まれて1ヶ月の可愛い子犬だった。ブリーダーさんは稲崎真弓さん。予算、場所とも許容範囲内なので、迷うことなく、即予約し、家族全員で会いに行くこととした。


3月初旬、今年は三寒四温が激しく、暖かい日もあれば、寒い日もあり、雪の降る日さえあった。会いに行った日は少々寒かったが、晴れた日だった。常磐高速では事故が2件あり、若干遅れたが、無事ブリーダーさんのところに辿り着いた。霞ヶ浦の南、つくば学園都市に道路で繋がっていて、新興住宅地が広がっている。しかし、まだ耕作地も残っている、犬を育てる環境がまだ残っていると感じた。ブリーダーさんのお宅は犬のためにあるようで多くの豆柴に占領されていた。お目当ての子犬は、茶色で、コロコロと小さくて、面談室らしきところに連れて来られると、地べたでおどおどし、顔も上げず、早く兄弟のもとへ戻りたいのか、逃げ回って、面接にもならない。まだ生まれて1ヶ月なのだから仕方ない。子犬のご両親にもご挨拶した。母親と言われる方は茶色、元気に走り回っている。父親と紹介された方は黒毛、おっとりと構えている。私には両親かどうか判断できなかった。親の性格なぞ簡単にわかる訳ない。寧ろ、私が購入を決めたのは、垣間見られた家族関係だった。帰り際、子犬は兄弟の元に戻ると皆で丸まって寝ていた。この姿が余りにも愛おしくて、この子を引き取り、幸せにしたいと無性に思った。家族も同じ思いだった。前金は8万円、車の中でネットバンキングで支払った。



私は亡き義父の家の2階で寝ている。もう七回忌も過ぎた。この家の1階は誰もいない。この1階のリビングを全て子犬に渡すことにした。面談から帰って1ヶ月、準備に奔走した。8畳ほどにジョイントマットを敷き、ハウスを置いた。周囲にはワイヤネットを張った。庭への落下、他の部屋への突入、階段昇降を防止をするため。最終的にマットの隅にトイレシートを敷き詰めていくことになる。私が寝起きする2階はロフトになっていて、子犬の状況を確認できるようになっている。子犬にはいつも庭が見える。ここで2ヶ月半頑張ってもらう。築20年、クーラーは壊れ、ガスも止めていた。子犬を迎え入れるため、ダイソンのホット&クーラーを購入し、ガスも再開した。


待ちに待った引き取りの日、子犬は静かで、相変わらず下を向いている。なすがままという感じだった。引き取られていく運命を甘受しているのか。ただ、持ってきた子犬用のバッグに入ることだけは拒んだ。ブリーダーさんが抱っこして連れて行ったほうが良いと言われたので、そうしてみた。子犬は逆らわない。子犬の家族に別れも告げず、一緒に車に乗ってしまった。後悔が残る。ただ、子犬は、私の胸で2時間以上、哭きもせず、吠えもせず、暴れず、寝ている。なんて愛おしいのか、いよいよ我が家の一員になる。名前は”JOY”としていた。娘が付けた。YUKIの20年前にヒットした歌の名だ。
この唱の中で好きな歌詞を抜き出してみた。
いつか動かなくなる時まで遊んでね
百年先も傍にいたい
どんなに離れ離れでも
ふたりをつなぐ呪文はJ・O・Y
樫の木が揺れる日は、
すぐに思い出してね。私を。
死ぬまでドキドキしたいわ
死ぬまでワクワクしたいわ
この歌詞から娘は”JOY”を豆柴の名前として相応しいと思ったのではないだろうか。この歌に樫の木が出てくる。この木が意味するのは、どんな困難が訪れても、決して屈せず、揺るぎない意志を持っていること。樫の木は根がしっかりと地に根ざし、嵐が訪れても決して倒れることはない。忍耐強い。流石に人も犬も100歳までは無理だろう。ただ、死ぬまでこの豆柴と生きていきたい。”JOY”への永遠の愛を込める。私が死んでも、”JOY”に樫の木を見たら、私の愛が永遠だったことを思い出して欲しかった。”JOY”は賛美歌でもでてくる。Joy to the world、クリスマスキャロルの定番だが、実際、この曲は神学者Isaac Wattsが1719年に書いたイエスキリストの復活を祝う春の歌だった。
この歌で好きな言葉を記す。
罪と悲しみはもう増えるな、
イバラは地をはびこらせるな。
主は祝福を流すために来られる
世界平和を祈る歌。キリストを信じる人々よ、ロシアよ、目覚めよ!と言いたくなる。
他に忘れてはいけない歌、カリフォルニアで生まれたグループThree dog nightの歌うJoy to the worldがある。このグループ名は、アボリジニが寒さの厳しい夜に3匹の犬と寝るという風習にちなんだと言う。この3匹の犬はディンゴに違いなく、柴犬同様、狼に近い犬。親近感が持てる。この歌は1971年リリースで、ヒッピー色が強い。キャロルに対し、喜びを得るとは神から与えられるものではなく、プリミティブに愛し合うことだと言っている。宗教を超えた愛がここにある。
この歌で好きな言葉を記す。
もし私が世界の王なら
何をするか教えてあげよう
車だけじゃなく
障害も戦争もなくして
君と愛し合うんだ
世界に喜びを
男の子も女の子も皆に
深く青い海の魚たちにも
君と僕にも
あらゆる文明も障壁も戦争も乗り越えるのが愛。愛こそが普遍で、差別も偏見もなく、全てに喜びをもたらすと歌っている。愛と喜びが繋がっていることが分かる。
子犬は基本的なワクチンを打つまで、外を歩けない。庭もダメ。これからも厳しい2ヶ月半になる。生まれてから5ヶ月近くは家に閉じ込められることになる。我が家から🚲で20分ほど、小金井公園がある。この時期は桜の園になる。今日、桜が満開。愛犬家が集まる公園としても有名だ。春の陽の下、飛び跳ねる子犬ほど相応しく、可愛いものはない。公園の至る所でペットの撮影会が繰り広げていた。来年こそJOYの撮影会としたい。豆柴JOYと花吹雪の舞う桜の園で一緒に春を満喫したい。
豆柴JOYが我が家に来てから、家の中に新たな灯りがポッと点いた。この灯りは新たな希望であり、喜びだ。春の訪れをいち早く告げにきた。彼がいる限り、微笑みが我が家から消えることはない。彼を抱きしめるたびに喜びは増し、元気に飛び跳ねる姿を見ては嬉しくなる。無邪気な後ろ姿に心が暖かくなる。豆柴JOYは我が家に降りてきた天使のようだ。彼の一生は我々に比べ、短いには違いない。しかし、短かければ短いほど、家族の愛は濃くなる。愛おしさが更に増す。ペットと一緒に虹の橋を渡って来世に行きたくなる飼い主の気持ちを今実感しつつある。彼と生きる旅路は今始まった。

{ font-size: 13px; font-family: ‘MS Pゴシック’, sans-serif;}p, ul, ol, blockquote { margin: 0;}a { color: #0064c8; text-decoration: none;}a:hover { color: #0057af; text-decoration: underline;}a:active { color: #004c98;} 山路 さん
動画も含め 拝見。 多謝‼ 可愛いらしいですね‼
名前のJOYも含め‼ 歌の歌詞も含め、思い入れたっぷりですね‼
ブリーダー 結構偏在しているのですね‼ 豆柴は九州主力ですか。
☚ つくばに発見は よかったですね‼ 後々のこともあり。
引き取り時 貴兄に抱っこされ 大人しく車に乗り込んだとは 早や家族の一員として 仲間入りですね‼
貴宅2Fのクーラー/ガス追加投資は 貴兄の本気度の象徴ですね‼
** 先ずは2か月半の基礎的準備期間の我慢と
その後の更に約3か月の辛抱ですか⁈‼
☚ Debuteは秋口ですかね‼
** 来年の小金井公園 桜吹雪が楽しみですね‼
☛ 運動公園も近場で、犬族も多く、桜並木も捨てがたい‼
** 犬種は不明だが、小型犬も多く、きっと豆柴犬もいると思われる。
☛ 犬同士だけでなく、飼い主交流も‼
☚ 霊峰眺望の山行族がいるかは 不明だが。
** 自転車の前籠に乗せている人や 犬用乳母車族も時折見かける。
貴念願の“虹を掛ける”のスタートを祝して‼
** いつの日か JOYにメロメロの貴破顔を見ることを楽しみに‼
お元気で‼ 菅 野
いいねいいね
早速コメント頂きましてありがとうございます。
6月下旬まで、子犬が外に出られないので、私もお付き合いで遠出ができません。
忍耐で、この2ヶ月半🐶と家で過ごす予定です。
まだ病気をしていないので助かっていますが、気を使います。
いいねいいね